
お正月の食卓に並べられるおせちですが、大体のご家庭では重箱に入っている事が多いですよね。その重箱の仕切り方の様々な種類がある事をご存知ですか。重箱を十の字に区切り4つのスペースを設けた「田の字」。重箱を横に2か所区切って3つのスペースを設けた「段取り」。
横と縦をそれぞれ2か所区切り9つのスペースを設けた「市松」。重箱を斜めに仕切り3つか5つのスペースを設けた「手綱」。また、中央にひし形に仕切り、その周りを4つに区切った「隅取り」。同じように中央に小さな円・丸を仕切り、その周りを4つに区切る「末広」といった仕切り方があります。
「升かけ」といい斜めに二か所に区切り、更にあいているスペース両角に升型のスペースを設けた物もあります。おせちの料理の品によって区切り方を変えてお料理を詰めてゆくととても彩り綺麗に出来上がります。重箱の一段目には、祝い肴や口取りといった黒豆、かまぼこ、だて巻き、数の子などがきますので、「市松」で区切るのが良いでしょう。味付けも割と甘めであるので少量の方がよく、味も混ざらないように9つのスペースに一品一品盛り付けてゆきましょう。
二段目は焼き物といったメインディッシュが来るので、ダイナミックに斜めに仕切った「手綱」「升かけ」で仕切ると華やかで豪華に見えます。三段目は煮物です。「隅取り」や「末広」の仕切りで、煮物別にすることで見栄えだけでなく、味も混ざらす済みます。様々な仕切り方で美味しく綺麗におせちを盛り付けましょう。
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